XLM基本情報

ステラルーメン (XLM) の概要

ステラルーメン (XLM) は、個人間の送金取引や国際送金を低コストかつ安全に行えるようにつくられた仮想通貨です。ステラルーメン (XLM) は、リップル (XRP) の通称「ジェド売り」で知られるジェド・マケーレブ氏が中心となって開発されました。ステラルーメン (XLM) とリップル (XRP) には、送金手数料が安い、送金速度が速い、仮想通貨には珍しい中央集権の管理体制を持つなどの共通点が多く見られます。一方、大きく違う点としては、リップル (XRP) は営利企業リップル社が管理していますが、ステラルーメン (XLM) は非営利団体Stellar.orgが運営しており、比較的透明性、公平性が高いと言えるでしょう。

ステラルーメン (XLM) の特徴

ステラルーメン (XLM) の特徴として最も大きいのは、高い送金速度と低い送金コストです。既存通貨と比べ、送金速度をメリットとする仮想通貨の中でも群を抜いて早く、5秒ほどで送金が完了します。また送金コストは1円以下がほとんどと、既存金融やビットコイン (BTC) 、ほかアルトコインの仮想通貨と比べても安価です。これを達成するために、仮想通貨には珍しい中央集権体制を取っていますが、似たモデルであるリップル (XRP) がSECより提訴され価格が乱高下しているのに対し、ステラルーメン (XLM) は非営利団体Stellar.orgが運営しているため、今のところは安定的と言えます。また独自のコンセンサスアルゴリズムのSCPを使用することにより、送金遅延や分散管理、高いセキュリティを誇っています。

ステラルーメン (XLM) の将来性

ステラルーメン (XLM) の現実世界での実用化に向けた例として、セネガル出身の歌手・音楽プロデューサー、また実業家、慈善家でもあるエイコン氏が、セネガルに建設予定のエイコンシティでステラルーメン (XLM) ブロックチェーンを使った独自通貨の使用が検討されています。この独自通貨はAkoinと呼ばれる予定であり、ステラルーメンネットワークを通じてさまざまな仮想通貨と取引ができるようになると予想されています。ステラルーメン (XLM) が採用された理由としては、現実の運用に耐えられるスピードとスケーラビリティを両立していることが挙げられます。