LINK基本情報

チェーンリンク (LINK) の概要

チェーンリンク (LINK) は、ブロックチェーンと外部を安全につなぐミドルウェアとして開発された仮想通貨です。イーサリアム (ETH) などに搭載されているスマートコントラクト機能は、ブロックチェーン内のデータを高度に処理することが可能ですが、オフチェーン、つまり現実世界のデータを取り込む機能は持っていません。一方、チェーンリンク (LINK) は、価格や気象データなどのオフチェーンデータを、安全かつ改ざんされないようにオンチェーンデータに変換し、現実とブロックチェーンテクノロジーを結びつけることを目的としている分散型のオラクルネットワークです。チェーンリンク (LINK) は、イーサリアムネットワーク上に構築されています。

チェーンリンク（LINK）の特徴

チェーンリンク (LINK) は、ブロックチェーン内外のデータだけでなく、ブロックチェーン間もつなぐことができます。多くのブロックチェーン同士、例えばビットコインネットワークとイーサリアムネットワークは相互に接続できません。しかし、ミドルウェアとしてチェーンリンク (LINK) を挟むことにより、データを変換し接続することが可能になります。また外から情報を得るオラクルとしてだけではなく、ブロックチェーン内部の情報に現実世界の情報、資産を結び付けられることも特徴です。スマートコントラクトは、さまざまなコントラクトを人の介入なしに自動的に効率化する技術ですが、これまでは現実の資産に対しての応用が効きませんでした。そこで、チェーンリンク (LINK) を使うことで適応が可能となりました。またSWIFT (国際銀行間通信協会) とも提携しており、既存金融との親和性も高く、信頼性もある点はメリットといえるでしょう。

チェーンリンク (LINK) の将来性

チェーンリンク (LINK) は、イーサリアムベースでありスマートコントラクトと非常に密接に関わるので、DeFiが伸びれば伸びるほど価格高騰のチャンスがあると言えます。特に現在のDeFiでは、スケーラビリティによる他チェーンとの接続の重要性や、現実の金融に対する応用が検討されています。これらはミドルウェアとしての働きをするチェーンリンク (LINK) にとっては非常に追い風といえるでしょう。また現実世界を見据えた44のユースケースを打ち出しており、仮想通貨としてのプロジェクト展開だけではないことも明らかにしているため、今よりさらに現実世界での使用が盛んになれば価格高騰のチャンスもあります。