OMG基本情報

オーエムジー (OMG) の概要

オーエムジー (OMG) は、スケーラビリティの問題解決を目指すERC-20トークンの仮想通貨です。OmiseGoとして2017年に開発が始まり、2020年にOMG Networkとリブランディングされました。2017年のICOでは25億円以上を調達しており、日本の金融機関であるSMBCやSBIなどからも出資を受けていることからも、国際的に信用があるプロジェクトと言えるでしょう。プロジェクトの役員に日本人がいる点も、日本での人気の後押しとなっているのかもしれません。理念としては、高速かつ安価、そして安全でオープンな金融サービスを提供することが挙げられています。

オーエムジー (OMG) の特徴

オーエムジー (OMG) の特徴としては、高いTPS (Transaction Per Second) とそれに伴うスケーラビリティ問題の解決を行っていることが挙げられます。もととなっているイーサリアム (ETH) では15TPSほどで、取引量の増加に耐えきれず、手数料の大幅な増加や、送金の遅延などが発生しています。一方オーエムジー (OMG) は、More Viable Plasmaと呼ばれるセカンドレイヤー技術を用いてこの問題を改善し、4000TPS程を実現しています。オーエムジー (OMG) は、すべてのトークンが発行済であるため、追加の発行によってインフレを起こし価値が低下する可能性が少ないのもポイントです。現実世界での実用性という面では、Omiseシステムなどで決済手段として使用可能という点が挙げられます。これにより、既存金融の枠組みの中ではサービスを受けられない人や銀行口座を持てない人、クレジットカードを使用できない人の需要を取り込むことを可能にしています。Omiseシステムは、アジアを中心に普及中で、特にタイにおいて高い普及度を誇っています。

##オーエムジー（OMG)の将来性
オーエムジー (OMG) は、コンセンサスアルゴリズムを将来的にPoSに移行予定となっています。これにより、さらなるセキュリティのアップが見込まれています。SDGsの観点では、オーエムジー (OMG) のコンセンサスアルゴリズムは非常にエコであり、手数料と電力使用量が従来のPoWと比べて大幅に削減できています。またGBV社による買収で、さらなるDefi空間での活用の可能性が見込まれています。特にアジア圏でのブロックチェーン業界と連携し開発が進められる予定で、Omiseシステム自体も東南アジアで拡大予定です。既存の金融機関から締め出されていた人に金融エコシステムを提供することで、さらなる発展を遂げる可能性があるでしょう。