ENJ基本情報

エンジンコイン (ENJ) の概要

エンジンコイン (ENJ) は、Enjin Pte.Ltd.が発行する、ゲームアイテムに資産性をもたせることのできるERC-1155トークンです。エンジンコイン (ENJ) を使うことにより、開発者は既存のゲームやこれから作るゲームに簡単に、NFTやゲーム内アイテムを搭載することができます。今までのゲームアイテムは、基本的には価値の裏付けのないものでしたが、Enjin Platformを使用しエンジンコイン (ENJ) とゲームアイテムを結びつけることにより、価値の担保を行います。また、ブロックチェーン上で移転が簡単なことを活かし、複数のゲームで同一のアイテムを使用することが可能です。

エンジンコイン (ENJ) の特徴

エンジンコイン (ENJ) には、数多くのユニークな特徴があります。最も際立っているのが、ゲームを強く意識した独自規格ERC-1155です。ERC-1155とは、Defiなどで有名なERC-20と、NFTで有名なERC-721の要素を併せ持つ規格です。基本的にERC-721規格のNFTは一つずつ転送できませんが、大量のアイテムを使うゲームにおいて、このような規格では非常に非効率です。そこで新規格ERC-1155を採用することにより、ゲーム内で複数アイテムを一括で管理・転送することや、世界に一つしかなく、不正入手もできない希少なアイテムを作ることを可能としています。アイテムをトークン化することにより、価値の担保ができるだけでなく、人との交換や売買も安全にできるようになっています。そして、要らなくなったアイテムトークンは交換や売買をするだけでなく、Meltingを行うこともできます。Meltingとは、アイテムに裏付けられていたエンジンコイン (ENJ) を取り出し、代わりにアイテムを消滅させる事を指します。これにより、ユーザーはアイテムがマーケットプレイスで売れない場合でも、有意義に処分することが可能となっています。エンジンコイン (ENJ) は、Enjin Platform上にあるゲームをプレイすることでも入手が可能です。ゲーム内では、例えば、何らかの達成の報酬としてもらえたり、アイテムの設計図を公開して他プレイヤーが作れるようにすることで見返りとしてもらえたりと、ゲームによってさまざまな入手方法が存在しています。また一般的に、ブロックチェーン技術を他のものと組み合わせる場合、高度な専門知識を要求される事が多いですが、エンジンコイン (ENJ) のプラットフォームであるEnjin Platformをゲームに導入する際には、特に難しい知識を要求されない点も特徴といえるでしょう。