EGLD基本情報

エルロンド (EGLD) の概要

エルロンド (EGLD) とは、ビットコイン (BTC) やイーサリアム (ETH) のスケーラビリティ問題を解決し、非常に高速なトランザクション速度を実現するブロックチェーンプロトコル「Elrond」のネイティブトークンです。SPoS (セキュア。プルーフ・オブ・ステーク) という承認アルゴリズムを用いて、超高速のトランザクションを可能にしています。もともとエルロンド (EGLD) の前身はERDと呼ばれる通貨でしたが、Elrondがメインネット立ち上げに成功したことをきっかけに、2020年からEGLDが新しい通貨として採用されています。エルロンド (EGLD) はElrondのメインネット内で、ネットワーク手数料の支払いや、ネットワークを維持するバリデータへの報酬として活用されています。

エルロンド (EGLD) の創設者

ElrondはBeniaminMincuとLucianMincuの兄弟と、LucianTodeaによって2017年に共同設立されました。BeniaminMincuはネム (XEM) のプロジェクトに関わった経験を持っています。Lucian MincuはUhrenwerk 24、Cetto、およびLiebl Systemsと協力して、情報技術エンジニアおよびセキュリティスペシャリストとしての経験があります。LucianTodeaはソフトウェアレビューおよびダウンロードサイトであるSoft32の創業者です。

エルロンド (EGLD) の特徴

エルロンド (EGLD) の特徴は主に3つあります。1つめは、独自の承認アルゴリズムSPoS (セキュア・プルーフ・オブ・ステーク) です。イーサリアム (ETH) などのPoS (プルーフ・オブ・ステーク) は、通貨の保有量と期間に応じてステーキング報酬を支払う仕組みですが、SPoSではノードからバリデータがランダムに選出され、この際に「BLS署名」と呼ばれるブロック生成者の承認作業を容易にする署名を用いることにより、圧倒的な高速処理を実現しています。2つめは、dSS (アダプティブ・ステート・シャーディング) という技術です。シャーディングは取引承認を各ノードで手分けして行う手法ですが、Elrondはさらにそれを改良し、状況に応じて集中して処理を行う時間と少ないエネルギーで回す時間を区別しリソースを分散させることで処理速度を高めています。3つめは、相互運用性 (インターオペラビリティ) です。Elrondのブロックチェーンはイーサリアムなどと同様にスマートコントラクトが実装でき、これを用いて異なるブロックチェーン同士を繋ぐ橋渡しの役割を担うことができます。