XCP基本情報

カウンターパーティー (XCP) の概要

カウンターパーティー (XCP) は、ビットコインブロックチェーンでスマートコントラクト機能を使用可能にする通貨です。価値の担保としては、ビットコイン (BTC) を使用不可なアドレスに移動して取り出せなくする行為であるBURNにより行われています。ビットコイン (BTC) は堅牢な通貨ですが、拡張性がないため、アプリケーションサービスを組み込みにくいという欠点がありましたが、カウンターパーティー (XCP) はこの欠点の解決を目指した仮想通貨です。ビットコインブロックチェーンの拡張性のなさに不満を持ち、ブロックチェーン上にスマートコントラクトを搭載し、アプリケーションなどを動かせるように拡張性をもたせるという考え方は、イーサリアム (ETH) とも共通するものでもあります。

カウンターパーティー (XCP) の特徴

カウンターパーティー (XCP) は、スマートコントラクト機能とブロックチェーンを結びつけたほぼ最古の仮想通貨です。2021年現在のスマートコントラクト機能を持つ代表的な仮想通貨はイーサリアム (ETH) で、ICOは2014年の7月に行われましたが、カウンターパーティー (XCP) はこれより半年前の2014年1月に通貨が作成されました。理論上は、カウンターパーティー (XCP) を使うことで、ビットコインブロックチェーン上にイーサリアムスマートコントラクト機能で作られたほとんどのエコシステムやアプリケーション、トークンは再現可能です。またシステムとして、PoBを取り入れていることも特徴です。カウンターパーティー (XCP) のスマートコントラクトを使いトークンを発行する際には、カウンターパーティー (XCP) をBURNをする必要があり、供給枚数は減少していきます。これによりカウンターパーティー (XCP) 自体の希少価値が減少して価格の上昇圧力となるように設計されています。

カウンターパーティー (XCP) のリスク

1つ目のリスクとしては、ビットコイン (BTC) のスケーラビリティ問題や価格動向に強く影響を受ける点です。カウンターパーティー (XCP) は、ビットコインブロックチェーンを使用し、取引の手数料としてビットコイン (BTC) を使います。ビットコイン (BTC) は、最初に作られた仮想通貨、かつ堅牢性を効率性より重視して作られているために現在の取引量に対応しきれておらず、スケーラビリティ問題が非常に大きな問題となっているため、カウンターパーティー (XCP) でスマートコントラクト機能を使うときにも同じ問題に直面します。また現在では、ビットコインブロックチェーン上でのスマートコントラクト機能を提供する競合仮想通貨としてスタックス (STX) の存在が挙げられます。スタックス (STX) は、仮想通貨として初のSECの認証を得た通貨でもあり、仮想通貨の中では国際社会からの信用力もあると言えます。執筆時点 (2021/06/06) では、スタックス (STX) とカウンターパーティー (XCP) の時価総額には170倍もの差があります。